電車で繋がる偶然の出会い

毎日通勤で利用する電車、決まった時間に乗ることも多いと思います。周りは知らない人ばかりだけど、いつも顔を合わせるとふと何かのきっかけで会話をし始めて親交が深まることもあります。そんな電車が取り持った出会いの体験談をご紹介します。

「今日も暑いなぁ」

彼女は電車を待つホームで屋根越しに照りつける太陽を恨めしく見ていました。毎日同じ電車の同じ車両、今日という一日が始まります。滑るように入って来た電車内のエアコンに救われ、ドアに少し寄りかかり外をぼんやり見つめていました。乗車してから数駅を通過して止まったとある駅で電車が発車時刻になっても走り出しません。聞くと先発の車両故障で立ち往生してるとのこと。

会社の上司に出社が遅くなることを伝え、また窓に目をやったときに反対側のホームにも止まった電車の中の男性と目が合います。彼も止まったことで困っているようでスマホをいじったり電話がかかってきたり慌ただしそうでした。その姿が少しおかしくて微笑んでいるとそれに気づいた彼はジェスチャーで大変そうなことをアピールしています。その姿がさらにおかしく声を出して思わず笑ってしまいます。

お互いの間に窓があるのに何か繋がっていると感じた出会いでした。
そうしている間に電車は走り出します。お互い笑顔で手を振りながら別れを惜しんでいるようでした。「また逢えないかな」と思いながら彼女は足早に会社に向かいました。

それから1週間後のある日、運命の出会いの日はやってきます。
休みの買い物の途中で1軒のカフェに立ち寄った彼女。一息ついて涼んでいると「ここ空いていますか?」と聞かれた声に振り返った時に驚きます。そう、目の前に居たのはあの電車で見かけた彼だったのです。彼もまた驚き、その後はあの時と同じ笑顔に。

運命的な出会いを再び果たした二人に妨げるものは何もありません。
こんな出会いから始まる新しい生活、意外と回りにそんな出会いは多いのかもしれません。



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